粉骨ってなに?
粉骨というのは、岩岡石材ではお骨を砕いてすり潰して、2mm程度の粉末状にする事を指し示します。
一般的には火葬場で焼かれたご遺体は白いお骨となって、ご遺族で壷の中に入れて持ち帰り、いずれはお墓の中へ納骨されるかたちが多いかと思われます。人のお骨は特に頭蓋骨や骨盤、大腿骨なんかはそのままの形で残ることがありますが、そのお骨を当社では、砕いてすり潰すお手伝いをいたします。
なんでそんなかわいそうなことするの?
そんなふうに思われる方も多いのではないでしょうか?
でも、こんな例を挙げてみたらどうでしょう。
ー故人への想いが強ければ強い程、お骨を箸で拾いあげる際に『崩れないように、少しでも多く』と丁寧に気づいたら蓋が閉まらないくらい壷の中がパンパンでということがあるかと思います。でも、壷に入りきらなかったお骨はどうなるのでしょうか?
答えは簡単です。火葬場によって適切な形で処分されます。
処分されるくらいなら、全てのお骨を引き取りたい。全部お家へ持って帰ってあげたい。しかし体格差にもよりますが全てのお骨をとなると、かなりの量になりとても嵩張ります。大きな骨壷に入れて持ち帰っても供養しておくスペースが無い、お墓の中に入りきらないかも知れない。じゃあどうすればいい、
全てのお骨を持ち帰った後、当社にお預けして2~3日お待ちください。お骨の量はそのままですが、粉骨する事によって嵩が減り骨壷が一回り二回り小さくしてお返しすることができます。
そうすれば、骨壷に入りきらずに処分されるはずだったお骨も一緒に供養することができます。
このようにご遺族の立場になって、いろいろな事情を考慮してみるとかわいそうと思う気持ちも少しは薄れてきませんか?
それでもやっぱり抵抗が…。
わかります。お骨を他人がいじくり回すこと自体、故人に対する冒涜になったりするのでは?と思い心配になりますよね。
では続いてこちらを紹介します。
本堂等が国の重要文化財の指定を受けている、東京都にある『築地本願寺』は京都の西本願寺を本山とする浄土真宗のお寺です。
築地本願寺のご本尊の近くにお骨を安置して欲しいという方の為に納骨堂があります。納骨堂に安置をご希望される方向けにホームページ上でこのように書かれています。
分骨や粉骨を行うことで小さな骨壷をご利用いただければ、より多くの納骨が可能です。
築地本願寺HP 納骨堂ページ一部抜粋
そうです。国が認める大きなお寺でもこのように粉骨を推奨しています。どうしてこのようなことが
どうしてこのようなことがゆるされるのか、これは考え方や宗派にもよるのですが、例えば浄土真宗の場合ではお骨というものは、故人の抜け殻であっ魂はそこにはないと考えられるそうです。お骨は物体としての形見なので粉骨する事に対するお咎めや嫌悪はご遺族の方が納得されていれば問題無いと聞きます。
このようなお寺さんの考えを聞き、相談を行った上で当社は粉骨サービスに自信を持って、れっきとした業務として取り組んでおります。
それでもやはり考え方やものの捉え方は人それぞれなので、他のご家族の方の意向を確認されたりや檀那寺さんに相談してみてご納得の上での粉骨サービスをご利用されるのことを推奨いたします。
三次市や広島県でも岩岡石材の粉骨サービスによってお客様のお手伝いになればと願っております。是非ご利用ください。